【活動紹介】一般財団法人日伯協会を表敬訪問しました
2026年9月30日、ブラジル日系熟年クラブ連合会の辺原会長、幕田事務局長とともに、一般財団法人日伯協会を表敬訪問し、神戸市立海外移住と文化の交流センターを見学しました。
はじめに、一般財団法人日伯協会の事務局長、専門調査員の方と面会し、ニチコミとブラジル日系熟年クラブ連合会との関わりについてお話しする機会をいただきました。
また、辺原会長、幕田事務局長のご家族が、いつ、どの船で、どれほどの日数をかけてブラジルへ渡られたのかなど、ご家族の移住の歴史が分かる貴重な資料もご用意いただきました。
ご自身のルーツにつながる資料を前に、お二人も大変喜ばれており、私たちにとっても印象深い時間となりました。
面会後は、施設内の展示について一つひとつ丁寧にご説明いただきながら、約2時間にわたり館内をご案内いただきました。
館内には、当時実際に使用されていた農工具や戦前の貴重な写真などが展示されており、日本からブラジルへ渡った方々の歩みや、当時の暮らしについて詳しく知ることができました。
さらに屋上では、かつてブラジルへ向かう移住者の方々が、移住センターから移民船に乗船するまでに歩いた道についてもご説明いただきました。
当時、多くの方々がブラジルでの新たな生活に希望を抱き、神戸港から海を渡ったそうです。
しかし、約50日にも及ぶ船旅の末にたどり着いた先では、すぐに農作物を育てられるような環境が整っていたわけではなく、大きな木を伐採し、自らの手で土地を切り開くところから生活を築いていかなければならなかったと伺いました。
お話を聞くなかで、お二人が「自分たちは今、幸せに暮らしているけれど、両親には本当にたくさんの苦労をかけた」と何度も振り返られていた姿が、とても印象に残りました。
ご両親をはじめ、ご家族が経験された当時の苦労に思いを馳せながらお話しされる様子からも、これまで受け継がれてきた歴史の重みを感じる時間となりました。
神戸市に本社を置くニチコミにとっても、今回の訪問は、ブラジルと神戸、そしてブラジル日系熟年クラブ連合会を通じて生まれたさまざまなご縁を改めて感じる貴重な機会となりました。
今回学ばせていただいた歴史や、その背景にある人々の思いを私たち自身もしっかりと受け止め、さらに学びを深めていきたいと思います。
そして、これからも人と人とのつながりを大切にしながら、その歩みや思いを次の世代へつないでいけるよう取り組んでまいります。


