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個人特集
静岡市清水区
伊藤正さんは18年もの間、自治会長や連合自治会長として地域の中で多大な貢献をされてきました。
92歳になられた今も元気にスイミングクラブに通われています。
伊藤さんは清水市(現在の清水区)で生まれました。
徐々に戦争が激しさを増していく時代で、勉強はせずに勤労奉仕で農家へ畑仕事の手伝いに行ったりしました。
大学生となった時は学徒動員で広島の軍隊で訓練を受け、出陣間近に終戦となり、一命を取り止めるという厳しい青年時代を過ごされました。
今でも背筋がピンと伸び、年寄りらしさが感じられないのは、こういう中で育まれた精神と肉体だからだろうと思いました。
退職後は地区の自治会副会長を務めていましたが、自治会会長が亡くなられ後を引き継ぐということが何度かありました。
このことで健康の大切さを改めて考え、いろいろあった趣味を健康づくりに最適な水泳1つにしたそうです。
その後、日本マスターズ水泳協会の大会があることを知り、仲間と出場したところ全く歯が立たず、いろいろ考えて出場者の少ないバタフライで挑戦することに決めました。
コーチの指導を受け、筋トレ1時間、泳法2時間という練習を続け、暇さえあればプールで泳ぐ日々を送りました。
この努力が実を結び、70歳代から新記録でメダルを取り続け、今では賞状・メダル・カップが部屋中に飾られています。
90歳を過ぎた今、泳法を負担の少ないクロールに変え、90〜94歳区分で出場していますが、対戦相手がいないので「公認記録証」となり、少し残念そうでした。
これからもまだまだお元気で頑張って頂きたいと思います。
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