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個人特集

福岡県糸島市 大江 正昭 さん

大江さんと43個のツバメの巣

  • 大江正昭さんの自宅の納屋には、毎年3月の中旬になるとびっくりするほど多くのツバメが飛来し、毎年たくさんの巣を作り、たくさんのヒナを育てます。今、納屋には43個の巣があり、ほとんどの巣は2回目のヒナを育てています。ツバメは3月から8月頃までの間、大体2回ヒナを育てます。1回で4〜5羽を育てるので、大江さん宅で巣立っていくツバメは、なんと約300羽ほどになります。

    ツバメは害虫を1日に数百匹食べてくれますが、最近は、ツバメ自体の数が年々減少し、40年間で半減しているという報道もあります。

  • 原因は、巣を作るのに適した建物が少なくなり、ヒナを育てている途中でカラスやカチガラス、さらには蛇等に襲われるなど、まわりの環境が変わりヒナが育ちにくくなっていることがあげられます。このように様々な原因はありますが、天敵対策のためか、昔からツバメは、人間を頼りに子育てをしてきました。

    大江正昭さん宅では、以前、納屋にある農機具等にツバメが糞をすることに悩んでいましたが、今では写真のように傘を逆さにして糞よけにしています。6月4日には、FBSに取材され、テレビでも放送されました。

    ツバメたちは、優しい大江さんご夫婦の愛情によって、伸び伸びと育ち、今年も8月頃には、幸せそうに「ありがとう」と言って南の島へ帰っていくことでしょう。

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