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個人特集

長崎県長崎市 柏木 茂紀 さん

「いまだ少年、いまだ青春」

  • 柏木さんは子どもの頃から絵を描くのが好きで、小学低学年時代には、お母様に連れられてスケッチ大会によく参加されていました。

    漫画本を読むのも好きで、少年雑誌で『鉄腕アトム』を見て作者の手塚治虫を知って以来ファンになり、手塚漫画の模写をしていたそうです。

    高校生の頃には、夏休みに30枚にもわたる絵物語を描き上げ、会社勤めになっても漫画と縁があり、社内報や機関紙などに作品掲載されていました。

  • 80歳を超えた今も一コマ漫画を複数の媒体に連載中。長崎市老人クラブ連合会の広報紙にも毎号漫画をご掲載くださっています。

    地元新聞やテレビなどにも何度もとり上げられ、長崎市では有名な漫画家となっていらっしゃいます。

  • また定年退職後は、これまで描いたマンガやイラストをまとめたいと思っていた柏木さんは、79歳の頃『マンガ自分史』制作に取り組みました。

    史料集めとして長崎新聞に掲載のマンガは、長崎市立図書館へ何度も通ってパソコンで新聞の縮刷版から取り出しました。

    この頃は新型コロナウイルスが全世界に蔓延しており、図書館の利用も簡単ではなかったようです。

     

    編集では、①分かりやすいページ構成、②見やすいレイアウト、③鮮明なイラスト画像、を心がけ、作業は全てパソコンでまったくの“手づくり”。

    奥様の助言もあり、お孫さんの作品や奥様の分も加え『家族ギャラリー』のページもつくり、一家の歴史に残る史料にもなったようです。

  • 柏木さんの時代の流行や世情をユーモアたっぷりに表現した漫画は、見る人をほのぼのと温かい気持ちにさせてくれます。

    長年描きためた作品をご自身で振り返ってみても、多岐にわたり丁寧に良く描いていると感じられたそうです。

    「いまだ少年、いまだ青春」

    そのようにおっしゃられ、現在も意欲的に漫画制作し続けています。

    今後も新たな作品を楽しみにしています。

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