高齢社会における変化
少し前までは、高齢者がゲームを楽しむ姿はあまり見慣れない光景だった。しかし近年、シニア世代の間でも「eスポーツ」という趣味が注目を集め、各地域のシニアクラブでも取り入れる動きが広がっている。
eスポーツ(エレクトロニック・スポーツ)とは、ゲーム機などの電子機器を用いて行う娯楽や競技全般を指す言葉であり、プロチームも存在し、特に若者を中心に大きな盛り上がりを見せている。一般的には若者の娯楽というイメージが強いかもしれないが、実は高齢者の「健康づくり」や「生きがいづくり」にも適しており、認知症予防や記憶力向上への効果も期待され、注目されているらしい。
そして、eスポーツの大きな魅力は、単に一人で楽しむ趣味ではなく、「仲間と一緒に楽しめること」にあり、人とのつながりが希薄になりつつある現代において、特に孤立が課題となっている高齢者にとっては、eスポーツを通じた新たな出会いや交流は大きな意味を持つ。仲間と協力したり、時には競い合ったりすることで、家から一歩外へ出て人と会うきっかけとなり、生活の質(QOL)の向上にも繋がる。
まさに、老人クラブの目的や存在意義にも合ったコンテンツであり、だからこそ全国的に広まりつつあるのではないか?
また、最近では高齢者の間でも、ChatGPTのような生成AIを活用する人が増えているらしい。日常の話し相手としてはもちろん、趣味や旅行の相談、夕食のレシピ提案、ちょっとした悩み相談など、高齢者が日常で抱えやすい困りごとをさまざまな形でサポートしてくれるとのこと。買い物の際には買い忘れ防止にも活用できるそうだ。
令和以降、技術の進歩や人々の価値観の変化により、社会は急速に変化している。この5〜10年で、私たち若者の生活や価値観も大きく変わってきた。しかし、目まぐるしく変化する社会の中で変わっているのは、若者だけではないらしい。
高齢社会の中で、高齢者の生き方そのものも大きく変化している。今後、eスポーツや生成AIといった先端技術がさらに普及すれば、それらが高齢社会に与える影響も、今以上に大きくなっていくのではないか。
10年後、20年後、社会はどのように変化しているか。すべての世代にとって、今よりも生きやすい社会になっていることを願う。
by 春風

